電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
11月10日041110_03 ケル 接続部品 コネクタ

小型圧接コネクター



 ケル(高橋和良社長)はこのほど、φ3.5ミリminの細径ヒンジに通すことが可能な、ディスクリートケーブル(AWG#36)対応0.5ミリピッチ小型圧接コネクター「DCCシリーズ」を開発、販売開始した。

業界最小レベルのコネクターサイズを実現しており、折り畳み式携帯電話やDVCなどでの液晶部とメイン基板の接続などに最適。同社では、DCCシリーズを戦略的商品に位置付けており、積極的な拡販を展開していく。 新製品は、0.5ミリピッチのコネクターで、ディスクリートケーブルに対応。同社がSSLシリーズ(極細同軸ケーブル用0.5ミリピッチ圧接コネクター)で確立した細線の圧接技術により、ケーブルは圧接による一括接続でアセンブリーしている。

基板側コネクターとケーブル側コネクターの実装高さは、1.2ミリメートル(10/20/30極品)。嵌合したときの幅が3.8ミリメートル(10/20/30極品)。極数が10極の場合、長手方向が7.67ミリメートルと、業界最小レベルを実現。ケーブル側コネクター単体の幅は、2.75ミリメートルと超小型設計のため、ヒンジなどの細径部を通すことが可能。ケーブルアッシー品にて、φ3.5ミリメートルminの細径ヒンジに通せる。このため、折り畳み式携帯電話やDVCなどの用途に最適で、セット側の自由なレイアウトや、基板の省スペース化に貢献する。

圧接による一括接続を行っているため、環境問題(鉛フリー)にも対応。ケーブルの保持力強度を上げるため、独自の多点カバー固定方式で十分な保持力を確保している。嵌合時には確かなクリック感があり、こじりや落下、衝撃による抜けを防止する簡易ロック機構。モールドの形状によりコネクターの逆挿しを防ぐ誤挿入防止機構。基板実装時に位置決めが容易となるボスの有無が選択可能。自動実装用に吸着面を確保など、さまざまな工夫を施している。

基板側コネクターは、ストレートタイプとライトアングルタイプを用意。ケーブル側コネクターはストレートタイプ。極数は、10/20/30/40/50極を揃えており、順次、極数バリエーションを拡充していく。


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