電波プロダクトニュース
041108_03
FPGA 米ザイリンクスは自動車市場向けに特化した、FPGA製品の出荷を開始する。2010年には自動車向けFPGA/CPLDの市場は、現在の倍増となる4億4,930万ドル規模に拡大する見込みで、同社では同事業の全売上げに占める割合を現在の5%から10%に拡大させる計画であるという。 同社のワールドワイドマーケティング部ストラテジ・ソリューションズ クリシュナ・ランガサイ ディレクタは「一般的な自動車電装部品は、製品開発サイクルが4―7年だが、インフォテイメント関連では2、3年と短くなっており、さらに変更のある標準規格への対応が必須となってきている」と、FPGAの必要性を語っている。 現在では車内オーディオやインフォテイメント、テレマティクス関連で採用が拡大している。マイクロソフトと共同で開発したテレマティクスプラットフォームでは、同社のSpartan3FPGAがエコーキャンセラーとノイズリダクション機能を担っている。ハンズフリーを実現するもので運転支持やリアルタイム交通情報、車両メンテナンスなどが利用可能なプラットフォームである。 さらに同事業への強化策として同社では、自動車市場向けに強化されたFPGA/CPLDの新ファミリー「ザイリンクスオートモーティブ(XA)」を開発、量産を2005年第1四半期から始める。 PPAPサポート 自動車業界のPPAP(生産部品承認プロセス)規格を完全にサポートし、ISO―TS16949、AEC―Q100に準拠する。 ザイリンクス アライアンスコアのパートナーからCAN、LIN、MOSTなどのIPコアが提供される。ステッピングモーター制御やLCDビデオコントローラーなどの機能回路もXylonから提供される。これによりこれらの自動車車内LAN規格とUSB2・0、MOST、PCIなどのマルチメディア規格などの標準規格が同じチップ上で内部接続できる。 「これまでの試作レベルでの使用から、量産での搭載が始まる。XAファミリーは自動車業界の要求を満たしており、自動車関連のサポート、ソリューション開発を担当する専任チームを結成することで、同分野への浸透を図っていく」(クリシュナ・ランガサイ ディレクタ)と意気込みを語った。 |
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