電波プロダクトニュース
041022_05
PLD 米アルテラは、PLD分野のパイオニアとしてFPGAやCPLDの新技術、新製品開発で常に業界をリードしてきた。FPGAの設計資産を活用しながらASICの量産性を実現した製品のラインアップを図り、顧客のさまざまなニーズに対応した製品群を提供する。 同社が製品開発の方向性として重視するのは「まず、いかに大量生産に向けて使用してもらえるか、そして従来から主力の分野でのビジネスを引き続き維持、拡大できるかの2つ。より高速性とパフォーマンスを実現した製品開発がポイントになる」(堀内伸郎プロダクト・マーケティング・シニアマネージャー)。 その量産部分で同社が志向する市場の1つは、デジタルコンスーマー。 かつてアルテラの売上高の中で通信インフラ系が65%を占めていたが、今日ではPLD需要の多様化で40%まで下がっている。 「デジタルコンスーマー分野ではどのようなメモリーが採用されるかに注目。そこで新世代のメモリーインターフェイス技術に力を入れており、その一環としてDDR2インターフェイスとデジタル信号処理に対応している」(堀内シニアマネージャー)。 現在、アルテラが顧客に強力にソリューションしているのが“マルチ・プロセッサーを使用した設計をFPGAで実現”できること。 例えば、「低コストな組み込みソリューション」では量産市場向け製品の「Cyclone」シリーズに組み込みエンベデッド・プロセッサー「NiosU」を入れる。これによるロジックエレメント数は2910。 Cycloneも05年2月から出荷の予定。 また、高性能SOPCの例では、90ナノメートルプロセス採用の高集積・高性能のハイエンドFPGA「Stratix」シリーズにNiosを入れたもの。 ここでのロジック・エレメントは、17万9,400に上る。 プロセッサーが1個でも複数個でも使えることが大きな特徴である。 これからは組み込み系ソフトウエアの開発エンジニアとのコラボレーション(協業)が重要になってきている。 専門部隊を発足 現在、日本におけるIPベンダーのパートナーは6社。「専門部隊を発足させIPコアやデザインサービスなど、パートナーの構築に全力を上げている。日本でも顧客への提案体制の強化に本格的に取り組み始めた。年内にもIPベンダーとの協業は10社にまで増やしたい」(堀内シニアマネージャー)。 |
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