電波プロダクトニュース
041018_04
超耐熱ポリカーボネート樹脂 出光興産は14日、ハンダ耐熱を実現する世界最高レベルの超耐熱ポリカーボネート樹脂を開発した、と発表した。12月からサンプル供給による用途開拓を行い、光学・電子向け特殊樹脂事業として5年後に50億円の売上げを目指す。 開発した超耐熱ポリカーボネート樹脂(グレード名=タフゼットHR)は、透明な熱可塑性樹脂として世界最高レベルの250度C以上の耐熱性を持つ。 樹脂材料の耐熱性を表す指標「ガラス転移温度」(ガラスのように、硬い状態からゴムのように柔軟な状態に変化する温度)は最高270度C。150―270度Cの範囲で、カスタム設計に応じる。 同社はすでに、有機EL材料や透明電極材料などフラットパネルディスプレイ用のほか、コピー機やレーザープリンターの主要部材である感光体ドラムに使用する特殊ポリカーボネート樹脂を販売している。 今回、ハンダ耐熱を実現したことで、透明性が要求される電子基板材料や光学レンズ材料、有機EL素子の封止材―など電子・光学分野での新たな用途を見込む。 同社は「今後、開発した耐熱性樹脂の技術と、従来のディスプレイ用の樹脂などの技術を応用して、液晶ディスプレイのガラス基板に代わるような樹脂フィルムを開発できる可能性があるのでは」としている。 |
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