041018_02
MPEG4/H・263動画像処理LSIを開発。 
ロームはＭＰＥＧ４／Ｈ・２６３動画像処理ＬＳＩ「ＢＵ１５８１ＫＮ」と携帯電話用ＴＶエンコーダーＬＳＩ「ＢＵ９９６７」を開発した。04年を画像元年として画像系ＬＳＩの開発、商品化を加速する中で、最先端の0.13μメートルＣＭＯＳプロセスを採用して携帯電話の動画像ニーズに対応した。ＢＵ１５８１ＫＮは来夏、ＢＵ９９６７は来春に量産を開始する。 ＭＰＥＧ４／Ｈ・２６３動画像処理ＬＳＩ「ＢＵ１５８１ＫＮ」は0.13μメートルＣＭＯＳプロセスを採用し、高速、低消費電力を実現。完全ハードウエアで実現したＭＰＥＧ４／Ｈ・２６３コーデックを内蔵した。マーカサーチ機能を内蔵し、ソフト開発を容易にした。動画像対応カメラ付き携帯電話の開発を簡便にした。パッケージは84ピンＵＱＦＮを採用。 携帯電話用ＴＶエンコーダーＬＳＩ「ＢＵ９９６７」は0.18μメートルＣＭＯＳプロセスを用い、ＮＴＳＣ／ＰＡＬコンポジット出力に対応。画像拡大機能、表示位置補正機能を内蔵。×２オーバーサンプリング、10ビット54ＭヘルツビデオＤＡＣ、ＰＬＬを内蔵した。パッケージには48ピンＱＦＮを採用した。 新製品のフラットパネルディスプレイ向けＤＶＩレシーバーＬＳＩ「ＢＵ６８５４ＥＫＶ」や開発中のホームシアター向けＨＤＭＩレシーバーシステム「ＢＵ６８５６ＫＶ２」と合わせて画像処理ＬＳＩの主力製品として積極的に拡販していく。 「ＢＵ６８５４ＥＫＶ」はダイナミック差動アンプ回路による確実なデータキャプチャー機能を搭載。 独自統計的手法をもとにしたデータ再生と、同期回路を搭載することにより、ジッターとアイ開きの状況が悪い時でも安定した受信を実現した。 高速暗号／復号コア、30ビット色深度を有する高速カラースペース変換コアを内蔵。ＨＴＱＦＰ１００Ｖパッケージを用いた。 ホームシアター向けＨＤＭＩレシーバーシステム「ＢＵ６８５６ＫＶ２」は、ＨＤＭＩ１・１／ＨＤＣＰ１・１／ＥＩＡ・ＣＥＡ―８６１Ｂ／ＤＶＩ１・０に準拠。1080ｉ／720ｐ／480ｐ／480ｉ／ＶＧＡ―ＳＸＧＡに対応。 ＲＧＢ／ＹＣｂＣｒ／４：４：４／４：２：２変換（ＩＴＵ―ＲＢＴ６０１／７０９／６５６）カラースペース変換コアを内蔵。最大192ｋヘルツ8チャンネル、ＤＶＤオーディオに対応した。ＴＱＦＰ１７６Ｖパッケージを採用。 |
|||||||||||||