041009_04日本ゼオン

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日付		メーカー名	製品分類	分類	用途
10月9日	041009_04	日本ゼオン	電子材料	電子材料

新ゼオノアフィルム

　日本ゼオンは7日、大型液晶テレビ用の光学部材として最適な新ゼオノアフィルムを開発した。ゼオノア関連製品を販売するオプテス（栃木県佐野市、山崎正宏社長）が製造・販売し、2005年度には売上高100億円を目指す。

同製品は、従来と同じ低複屈折性と高い位相差機能を、大型ディスプレイに必要な広幅で、均一に位相差を発現することが可能。また、位相差機能と偏光版の保護膜という2つの機能を共有できるので、部材削減、プロセス簡略化によるコスト削減にもつながる。

フィルムの種類としては、すでに液晶ディスプレイにさまざまな用途に採用されている原反に加えて、低複屈折原反、縦1軸延伸、横1軸延伸、縦横2軸延伸の4種類をラインアップした。同社は、独自の押し出しフィルム成形技術に、東北大・大見忠弘教授の協力とＮＥＤＯの助成金を受けることで、同製品を大型テレビに適用可能にする、広幅で均一な押し出し・延伸技術を実現。偏光板とのロールツーロール張り合わせ技術もほぼ確立しており、04年度末から順次液晶テレビに採用される予定だ。