電波プロダクトニュース
041008_04
16ビットICカード用マイコン ルネサス テクノロジ(長澤紘一会長&CEO)はこのほど、既存の16ビッ トICカードマイコンAE45C1にICカード用OSのMULTOSと韓国でほぼ標準である暗号アルゴリズムSEEDをROMに搭載した「AE45C1J01」を製品化、8日からサンプル出荷を開始する。税込み価格はCOT(チップオンテープ)で735円(1000個受注時)。12月から月20万個で量産を開始する。 AE45C1は、196KBの大容量マスクROMと36KBのEEPROMを搭載し、アプリケーションの複数搭載、大容量データの格納が可能である。また、暗号化対応のコプロセッサーの搭載や各種セキュリティ機能を搭載しているため、ICカードの高度なセキュリティを実現できる。今回のAE45C1J01は、AE45C1をベースに、汎用OSのMULTOSで鍵生成機能を組み込んだバージョンを搭載している。これにより、ICカード内部で証明書を発行するため、セキュアに非対称鍵の生成をすることができる。また、銀行のキャッシュカード機能や電子証明書の発行・格納などを1枚のカードで実現するマルチアプリケーションカードに対応可能である。 さらに従来の標準アルゴリズムのDES、RSAに加え、韓国で標準的に使用されている暗号アルゴリズムSEEDを搭載している。これにより韓国市場における銀行キャッシュカードのほか、セキュリティを要するアプリケーションの開発が容易となる。 出荷形態は、ウエハーとCOTを準備している。このマイコンは、10月から韓国の国民銀行が発行予定の銀行キャッシュカードに採用されている。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト
|
|
ホームページへ戻る
|
次データへ
|