電波プロダクトニュース
041005_05
リチウムイオン2次電池保護用に、パワーMOSFETを開発。 ロームは、リチウムイオン2次電池保護用パワーMOSFETに本格参入する。ノートパソコンのリチウムイオン2次電池保護用に使われている電源ライン向けの30V耐圧のPチャンネルシングルタイプのパワーMOSFETを開発し、05年2月から月産300万個で量産を開始する。 リチウムイオン2次電池保護用パワーMOSFETは携帯電話用のNチャンネルシングルタイプを一部メーカーに供給している程度だったが、リチウムイオン電池の採用機器が増える中で、同電池保護用MOSFETの低オン抵抗化、ハイパワー化が求められているノートパソコンの要望に応えた。 6品種そろえる 業界で最も低いオン抵抗2.0ミリΩ品を含め6品種を取り揃え、今月からサンプル出荷を始める。サンプル価格100円/個。前工程はロームつくば、後工程はローム・アポロで行う。 MOSFET素子を直接銅フレームで挟む独自のワイヤレス構造の8ピンパッケージPSOP8(5.0×6.0×0.9ミリ)を採用し、放熱性を高め従来のSOP8(5.0×6.0×1.5ミリ)で2.0Wだったパッケージパワーを3.0Wに高めた。 ワイヤーを使用するSOP8で生じていたワイヤーのコイル成分もワイヤレス構造のPSOP8では生じないためオン抵抗を下げることができた。 またMOSFET素子もチャンネル幅を広げるなどオン抵抗を下げる改善を行った。 これらにより、低オン抵抗化とともにドレイン電流を上げることができ、リチウムイオン2次電池の発熱、劣化を抑えた。PSOP8の実装面積がSOP8と同面積のため置き換えが可能。オン抵抗5ミリΩ品2個並列使用していたのを今回のパワーMOSFETを使えば1個使用ですむ。 |
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