電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月5日041005_02 日立/千住金属 電子材料 電子材料

高温無鉛ハンダペースト



 日立製作所生産技術研究所と千住金属工業は4日、電子部品の内部接続などに用いる高温無鉛ハンダペーストを開発したと発表した。年内をメドに商品化する予定で、サンプル対応は千住金属が行う。価格は当初、従来高温ハンダの2倍程度となる見込み。 開発した高温無鉛ハンダペーストは、銅粉と錫系粉の複合ペースト。270度C前後の加熱で、融点の高い銅と錫の化合物(Cu6Sn5など)を析出・連結させ接続する。

ハンダぬれ性は接続面積の90%以上。高温接続強度は260度Cで最大約6MPaと従来の高温鉛ハンダとほぼ同等の値を誇る。部品内部の電極とリードの接続などに用いるハンダは、電子部品とプリント基板を中温ハンダで接続する際の260度C程度の加熱に耐える必要がある。 これまで、260度C以上の耐熱性を必要とする高温ハンダは、鉛使用のハンダ以外に実用的なものがなく、鉛などの有害物質の使用を制限するRoHS指令からも高温鉛ハンダは除外されている。

共同開発した両社は「中低温の無鉛ハンダ材料は、すでに実用化されていることから、開発した高温無鉛ハンダは、電気・電子機器の完全無鉛化に道を開くものであり、地球環境保全に貢献する新しいハンダ材料として期待している」とする。 なお、高温無鉛ハンダ技術は、6日から8日まで千葉・幕張メッセで開催される「2004実装プロセステクノロジー展」の千住金属ブースで紹介される。


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