電波プロダクトニュース
040930_01
ホームセキュリティー向け、無線通信規格センサー端末を開発。 三菱電機は29日、低消費電力を特徴とした無線通信規格「ZigBee(ジグビー)」対応のセンサー端末(54×44×8ミリメートル)を開発したと発表した。ホームセキュリティ用途に、2006年度の製品化を目指す。 ジグビーはフィリップスやモトローラ、三菱電機など8社が仕様を策定している無線通信規格。最高伝送速度250Kbpsと、同等の無線規格ブルートゥースに比べ低速だが、簡単で低価格、低消費電力を追求した。 今回開発したのは、温度や湿度、人感などのセンサーを無線でつなぐワイヤレスセンサーネットワークを実現するもの。玄関や窓ガラス、ドアノブにセンサーをつけた防犯システムや、電球や部屋の温度を検知する省エネ目的に使用することを想定する。 ジグビー規格の仕様である端末の設定がいらないアドホック・ネットワークにより、容易にシステムが構築できる。1つのセンサーサーバーあたり250台接続が可能。消費電力は700μWH(1時間に1回センサー情報採取時)と市販電池で1年以上動作できる。 このセンサー端末は、ジグビー無線ボードとセンサーボード、電池の3つの構成からなる。センサーと電池を用途に応じて変更することで、柔軟に対応する。 無線ボードでは、物理層のIEEE802・15・4準拠RFチップと16ビットマイコンで構成する。ジグビーネットワークはマイコン上のファームウエアで実現、組み込みOSはμITRONを使用している。同社では、今回の無線センサー端末を使用したホームセキュリティモデルを5日から幕張メッセで開催のシーテックで出展する。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト
|
|
ホームページへ戻る
|
次データへ
|