電波プロダクトニュース
040929_07
デジタル家電に最適、フェライトコア材と電源トランスを開発。 TDKは28日、デジタル家電に最適な100kヘルツ内外の周波数で駆動するフェライトコア材「PC90」および同コア材を使用した電源トランス「SRW―Sシリーズ」を開発、12月から本格量産を開始すると発表した。 成田工場で特性を出すために新規設備導入して月間50万個の生産能力で量産を始める「PC90」は450mT(100度C)という高飽和磁束密度(高Bs)と320kW/立方メートル(100kヘルツ、200mT、100度C)という低コア損失を両立した点が大きな特徴。 これによって、大電流を流すときに必要な大きな励磁条件下でも発熱を懸念することなく、同条件下ではコアの体積を従来材に比べ、20%低減することが可能。 一方、「SRW―Sシリーズ」は同一出力で従来トランスに比べ36%の小型化を可能にした。増加する銅損を抑えるため、「PC90」の高Bs特性を生かし、1次側巻線の巻数を減らすことで、鉄損と銅損の比率を理想的な1対1に近づけ、小型化を推進することができた。 フライバック方式のAC入力電源で、駆動周波数が50k―150kヘルツの条件で最大の性能を発揮する。 形状はEE型、EER型、EPC型、PQ型などの各種コアに最適設計で対応する。 生産するのは日本国内や中国における生産子会社である厦門TDKで行い生産能力は月間50万個。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト
|
|
ホームページへ戻る
|
次データへ
|