電波プロダクトニュース
040929_04
有効読取り幅を217ミリに拡大、1200dpi対応のMFP用カラーイメージセンサーヘッドを開発。 ロームは業界で初めて有効読み取り幅を217ミリに広げ、レターサイズカラー原稿を読み取れるようにした1200dpi対応のマルチファンクションプリンター(MFP)用カラーイメージセンサーヘッド「IA1208―FB10A」を開発した。解像度を300dpi/600dpi/1200dpiの3段階に切り替えられる。11月にサンプル出荷を開始し、中国・大連で05年2月から月産20万個で量産を開始する。サンプル価格2万円/個。 プラスチックプリズムの溝の深さを工夫し、イメージセンサーヘッドサイズを変えずに有効読み取り幅を従来の216ミリから217ミリに広げ、216ミリ幅のレターサイズのフチなしカラー原稿でも端が切れずに完全に読み取れる。センサー内の出力分布を均一化し、高画質化した。 また、制御端子に入れる2ビットのデジタル信号の組み合わせによって読み取り解像度を1200dpi/600dpi/300dpiの3通りに切り替えられる。読み取り速度は1200dpi時で6.6ミリ秒/ライン(読み取り枚数A4サイズ0.5枚/分)、600dpi時で3.3ミリ秒/ライン(2枚/分)、300dpi時で1.65ミリ秒/ライン(8枚/分)。 これまで5V駆動のため0.32Wになっていた消費電力を3.3V駆動にして0.22Wに抑えた。ASICと同じ3.3V駆動でASICからの直接ドライブでき、セット側電源の共通化も可能。 各センサーICにアンプを内蔵し、外来ノイズを遮断。LEDチップをセンサーICと同一基板に実装することで小型化とともに従来より10グラム軽くした。セラミック基板を用い、寸法安定性と安定した温度特性を確保した。 同社ではファクシミリ用をはじめ、ハンディスキャナー用のモノクロイメージセンサーヘッドをはじめ、MFP用カラーイメージセンサーヘッド、モノクロイメージセンサーヘッド、小型スキャナー用イメージセンサーヘッドの6機種を取り揃え、民生用から産業用までの幅広い需要に対応。今回の新製品を加え、ますます高まる高画質化、小型化の要望にも応えていく。 |
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