電波プロダクトニュース
040927_03
電気二重層コンデンサー エルナーは電気2重層コンデンサーにおいて3000Fまでの大容量化技術を開発した。これまで200Fまでの量産を行ってきたが、LED照明、エネルギー回生、事務機負荷平準、分散発電、UPSなど、大容量タイプの市場が拡大することを踏まえ、旭硝子の協力で開発を進めてきたもの。「POWER CAP」の商品名で、まず2.5V定格で600F程度の製品からラインアップし、10月に生産を開始する。2005年度下半期には月間2万個まで生産体制を増強する。 電気2重層コンデンサーは環境保全、省エネルギー化のニーズに対応した大エネルギーの蓄電、エネルギー回生用途が広がっている。メモリーバックアップ用として1F以下のコインタイプやパワー用途に対して200Fまでの円筒型捲回タイプを展開してきた同社は新たに大容量分野に本格参入することにした。 開発については旭硝子の技術供与を得た。「POWER CAP」はPTFEを使用した新開発シート電極、捲回型でありながらマルチタブの効果を実現した新規開発構造、同社と旭硝子の共有特許である非対称四級電解液―などを組合わせることで、生産性の高い捲回型でありながら低抵抗、大容量化を実現している。 定格電圧2.3―2.5Vで500―3000Fの大容量化を可能にした。ケースサイズは40φ×65―51φ×135ミリメートル。耐久性は60度C/2000時間を保証する。 ラインアップとしてはパワー用途の低抵抗タイプも用意。従来から評価されている低抵抗技術と新規開発構造を組み合わせることによって2.5V1800Fで3ミリΩ以下を実現するなどの低抵抗化を実現している。 独立したシステムとしての太陽電池とLED照明を組み合わせた蓄電源をはじめ、事務機のピーク負荷補助電源、燃料電池、μタービン、太陽電池などの分散発電の蓄電源、エレベーター、重機・農耕機械などのエネルギー回生用蓄電源、無停電電源の蓄電源―などとしてのニーズに対応していく。 |
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