電波プロダクトニュース
040914_08
1チップマイコン 三洋電機は、ソフト開発をサポートする機能を内蔵したワンチップマイコンのシリーズ展開を図る。今回、8ビットマイコン「LC87シリーズ」でラインアップしたが、16ビットマイコン「LC88シリーズ」などでも順次サポートしていく。従来のICE(イン・サーキット・エミュレーター)を使う場合に比べ、50分の1以下のコストで、開発したプログラムをデバッグできる、という。 オンチップデバッガ対応マイコンは、フラッシュ内蔵マイコンに、エミュレーションコントロールやブレーク、トレース機能などが組み込まれている。同マイコンの端子には通信やリセット、グランド用の制御線5本が設けられており、小型のインターフェイスボード(価格は2万円)を介して、パソコンのUSBインターフェイスに接続する。 機能面では、プログラムを途中で止めるブレーク機能は、ソフトウエアブレークが最大20アドレス、ハードウエアブレークは3種類(SFR/RAM/PC)に対応、トレースは最大8ステップ。これらの結果は、パソコン画面上に最大32ウィンドまで同時表示できる。 同社のフラッシュ内蔵マイコンは、フラッシュメモリー部が128B単位で全面ブロック分割してあり、消去、書き込み単位が小さいのが特徴。また、8ビットマイコンで256KBのROM空間をサポートしている。こうしたことから、LC87シリーズは、ミニコンポなどオーディオ製品向けで、高いシェアを持つ。 同社では「オンチップデバッガ対応のフラッシュ内蔵マイコンをサポートすることで、顧客に対しマイコンと同時に、ソフトウエアデバッグ環境を提供できる」(コンポーネント企業グループセミコンダクターカンパニーLSIビジネスユニットマイコン開発部の山田進部長)強みを生かし、マイコン事業の拡大を目指す。 |
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