電波プロダクトニュース
040909_06
DRAMモジュール構築LSI NECエレクトロニクスは、DDR2 DRAMを複数個搭載したサーバー用のDRAMモジュールで、高速なデータ転送と大容量のデータ保存を両立できるDRAMモジュール構築LSI「μPD720900」を製品化、11月上旬からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は2,800円(1万個ロット時単価)。量産は2004年度第4四半期を予定しており、量産規模は月100万個を計画している。 新製品は、電子部品規格の標準化を行う米国の業界団体JEDECが標準化を進めている仕様「アドバンスト・メモリー・バッファ(AMB)」に準拠したLSIで、米国インテル社との共同作業により製品化したもの。 AMB仕様のLSI(AMB―LSI)はDRAMモジュールに搭載され、DRAMモジュール上のDDR2 DRAMとDRAMモジュール外にありDRAMモジュールを制御するメモリーコントローラーLSIの仲介をするもので、複数のDRAMモジュールとメモリーコントローラーLSIを直列につなげるようにする。 これにより高速データ転送を実現した場合にDRAMモジュールの記憶容量を増大できないという問題が解決でき、これまでの24倍にあたる最大192Gビットの大記憶容量と同4倍にあたる40Gビット/秒の高速データ通信の2つを両立できるDRAMモジュール(FB―DIMM)を実現することが可能になる。 今回のLSIは、同社が長年にわたって培った高速シリアル伝送を実現するコア技術「SerDes(サーディス)」のノウハウを活用し、最大4.8Gビット/秒の広帯域データバス技術の開発により実現した。 なお、同社では7日から米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催中のインテル・デベロッパ・フォーラム(IDF)でこのLSIを展示している。 |
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