電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
9月3日040903_03 NTT/NEL 光関連部品 光モジュール他

SLD光源



 NTTとNTTエレクトロニクス(NEL、東京都渋谷区、戸島知之社長)は2日、眼底検査などで実用化が進む医療用光干渉断層計(OCT)技術に最適な光源として、高出力/広波長帯域スーパールミネッセントダイオード(SLD)光源を製品化したと発表した。NELが13日から約30万円で販売開始する。 NTTフォトニクス研究所が培ってきた光通信用光源の設計・製造技術を応用して製品化にこぎ着けた。

OCTは光干渉断層イメージング技術を活用した無侵襲生体断層計測として実用化が始まっているが、今後がんの早期発見・治療などへの活用に際しては、より鮮明かつ精細な断層画像を得るために、SLD光源の広波長帯域化と高出力化の同時実現が課題となっていた。 NTTとNELの製品は、光通信用光源で最も一般的な14ピンバタフライパッケージに実装。

パッケージには温度モニター・制御機能を組み込んで安定した光出力を実現する。中心発光波長は1310ナノメートル帯の赤外領域で、水とヘモグロビンによる光吸収が最少で生体透過性が高い。光出力は、50mW以上の空間出力、30mW以上のシングルモードファイバー結合出力を実現。また、光出力とトレードオフの関係にある波長帯域は、SLDデバイスの活性層構造を最適化することで、空間出力50mW以上の高出力動作でも50ナノメートル以上の広波長帯域を実現した。


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