電波プロダクトニュース
040831_02
多相電力量計計算システムIC TDKは30日、シンプルな構成の入力部とデジタル温度補正技術を用いた高精度SoCの産業用多相電力量計計算システムIC「71M6513H」を開発したと発表した。100ピンepLQFPパッケージ(鉛フリー対応)で量産時にはFLASHバージョン、ROMバージョンの双方で供給し、単価は4.95米ドル。 新製品は0.25ミクロンCMOSプロセス技術を用い、21ビットA/Dコンバーター、電力計算を専用に行う演算装置である32ビットコンピュート・エンジン、8ビットマイコン、RTC(リアルタイムクロック)、LCDドライバー及び高精度基準電圧回路を14ミリメートル角サイズパッケージに集積したもの。 必要最小限の外付け部品によって、0.1%未満の優れた測定精度を実現。また、入力条件によって複数個のA/Dコンバーターが必要だが、新製品は特許出願中のシングル・コンバーター技術を採用するとともに、デジタル温度補正技術によって、10ppm/度Cという高精度温度特性を達成した。 有効電力、皮相電力、電圧実効値、電流実効値といった標準測定値に加え、IC外部で処理を行うためのデータをカスタム出力することができる。 ICの消費電力は動作時が30mW未満、バッテリーモードでは13μW。その他の機能として64KBフラッシュ、7KB RAM、RTC、LCDインターフェイス、UART、I2Cインターフェイスを内蔵。 電力量計は従来の機械式から電子式への置き換えが進み、小型で多様化する料金メニューに対応。日本でも規制緩和の流れの中で2007年以降は電子式電力量計の大幅な需要増が見込まれている。TDKはこうした市場の動きを踏まえて、開発した。 |
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