電波プロダクトニュース
040810_01
TFT-LCD用ドライバー 韓国のサムスン電子が大型TFT―LCD用ドライバーの新しいインターフェイス規格を発表した。この規格は「CICC」(チップ・オン・グラス=COG/チップ・オン・フィルム=COF)と呼ばれるもので、EMI(電磁波干渉)に強いのが特徴とされている。 LCDパネルの分野では現在、モニターやテレビ画面の大型化、急速な高解像度の向上、さらにはデータ転送速度を速めるためのデータバスライン数の増加などが原因で電磁ノイズが大きくなっている。 サムスン電子がこうした電磁ノイズを軽減するため開発したCICC規格はDI=200μAの低電流振幅で動作、隣接するLCDドライバー間をデータが直接流れるようにする並列カスケードデータ転送技術を採用している。 またCCIC規格を使った6ビットのLCDドライバーではデータバスラインが18本から9本に半減してEMIを減少させ、さらには電力消費を20%削減。タイミングコントローラーのチップサイズが縮小される一方で、周辺回路の部品点数が50%減るため、ドライバーボードが簡素化されるという利点がある。 直接ガラスに付着 同社によると、RDRS(小振幅差動信号)やTTL(トランジスター・トランジスターロジック)といった従来のインターフェイスはTCP(テープキャリア・パッケージ)もしくは、1ミリ厚以下の折り曲げ可能なCOFなどのフィルム式のパッケージで、ソースドライバーIC用としてのみ使用可能。 しかしCICC規格は、チップが直接LCDガラスに付着できるCOGやCOFパッケージとともに利用できるのが特徴―とサムスン電子は説明している。 |
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