電波プロダクトニュース
040806_02
ルーターとカード開発、3つの無線通信規格に対応。 TDKは無線LAN関連製品の事業拡大を目指している。アセロス・コミュニケーションズ社のチップセットを使って3つの無線通信規格に準拠した無線LANルーターおよび無線LANカードを開発。生産は台湾の協力会社で行い、年間5万台を見込んでOEM(相手先ブランド)向け出荷を開始した。 TDKが無線LAN関連製品の事業に取り組むのは(1)高速ブロードバンドとして同市場が今後さらに成長すること(2)同社のコアテクノロジーが生かせること―などが背景にある。 開発したルーターとLANカードはIEEE802・11a、11g、11bという異なる3つの無線通信規格に準拠し、これらの規格が混在するネットワークにおいても問題なく通信ができるほか、目的や電波状況に応じて通信方式を自由に選択することが可能。 90Mbps以上(WAN―有線LAN間)の高い転送能力を持ち、FTTH、ADSLなどの高速ブロードバンドサービスに対応する。 また、ルーターのセキュリティとしてSPI(ステートフル・パケット・インスペックション)、不正アクセス検出機能などを搭載。無線LANのセキュリティではWEP、WPA―PSK、無線LANステルス機能、MACアドレスフィルタリングなどに対応する。 これらはTDKが培ってきた高周波回路設計技術、アンテナ技術、電波環境技術、ドライバー開発技術などによって、アセロス・コミュニケーションズ社のチップセットの特徴を最大限に引き出した。 無線LANカードは3つの無線LAN規格に対応しているほか、ルーターと同様にアセロス・コミュニケーションズ社の無線高速化技術であるSuper AGにも対応。さらにWEP、WPA、IEEE802・1Xに対応し、高度なセキュリティ設定が可能である。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト
|
|
ホームページへ戻る
|
次データへ
|