電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
8月3日040803_08 三洋 半導体モジュール 機能モジュール他 情報家電用

FMチューナーIC



 三洋電機は2日、携帯電話向けに、外付け部品を用いずにFMラジオを構成できるFMチューナーICなど「イージーラジオICシリーズ」五品種を開発、順次サンプル出荷を始めると発表した。

新製品は、提携したオランダのItoM社のフィルタリング回路技術と、自社のBiCMOSプロセス技術により、ラジオの検波回路やIF部に用いていた外付け部品を不要にした。とくに、チューニングは、内蔵のキャパシターバンクをソフトウエアで順次切り替えることで、バリキャップ・ダイオードが不要となった。

また、パッケージ基板の裏面にメインのインダクターを形成する独自のパッケージング技術により、共振回路部の外付け部品を省くことができる。これにより、FMラジオチューナーICを5ミリ角、厚さ0.8ミリのパッケージで実現した。従来ICと外付け部品十四個で構成しているFMチューナーモジュールが、同IC1個で済み、実装基板面積も約半分にできる、という。 新製品は、FMラジオチューナーICの基本機能を備えた「LV24000PL」、セレクター機能を搭載した「LV24001PL」、ソースセレクター機能とヘッドホンアンプ機能を付加した「LV24002PL」(いずれもサンプル価格1,000円)がある。

さらに、欧州市場で普及している文字放送対応のRDSデモジュレーター機能を内蔵した「LV24010」、外付けでコイル1個を付ければAM放送にも対応できる「LV24100」(同1,200円)もそろえた。

携帯電話は欧州を中心にFMラジオ搭載が増えている。「今後、携帯電話の30%にFMラジオ機能が搭載される見通し」(同社)から、同社も携帯電話用FMチューナーIC市場に本格参入する。


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