電波プロダクトニュース
040731_05
ラインドライバー 米アナログ・デバイセズ(ADI)はこのほど、PC周辺機器やリモートディスプレイ向けに低価格化を実現する、トリプル差動ライン・ドライバー「AD8133」を発表した。 新製品は、RGB(赤・緑・青)信号をツイスト・ペア・ケーブルで駆動する、ビデオ信号駆動のシステムを簡素化できる。システムコストは50%減、ボード面積は最大75%削減できるという。これまでは、RGBの3つの信号それぞれにオペアンプが必要だった。コンピューター周辺装置やキーボード、ビデオ、マウスなどで使用される。 AD8133は、ユニークな内部同相帰還ループにより、50Mヘルツでマイナス60dBの出力ゲインおよび位相バランスを提供する。これにより放射電磁干渉(EMI)を抑制し、カテゴリー5の非シールド・ツイスト・ペア(UTP)ケーブルの使用が可能となる。 シングルエンド入力を受信して、差動出力に変換する。各アンプは、ライン終端抵抗による減衰を補償するために、ゲインを2に固定してある。出力は、直列ダイオードを用いたライン・アイソレーション・アプリケーション向けに、低電圧状態に設定できるため、同じツイスト・ペア・ケーブル上で容易に差動多重化を行うことができる。 同社独自の次世代XFCBバイポーラ・プロセスで製造される。信号帯域幅は225Mヘルツと大きく、スルーレートは1600V/μs。出力同相レベルは、Vcon入力ピンに電圧を適合させることで、容易に調節できる。 新製品は、24ピンLFCSP(リード・フレーム・チップ・スケール・パッケージ)で供給される。価格は2.59ドル(1000個受注時の単価)。 |
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