電波プロダクトニュース
040728_04
トランシーバーIC 大手半導体メーカーの独インフィニオン・テクノロジーズはこのほど、標準CMOS技術を使ったGSM/GPRS無線トランシーバーIC「SMARTi―SD」の量産出荷を、特定顧客向けに開始した。CMOSシングルチップで実現されたGSM/GPRS向け4バンドトランシーバーICを製品化・量産出荷するのは、インフィニオンが世界初。 「SMARTi―SD」には同社「SMARTi」シリーズの新製品として初めて、〇・一三μm標準CMOSプロセス技術が適用されている。将来モデルを含めGSM無線部が必要とするすべての機能をシングルチップに集積しており、コスト面、サイズ面、消費電力面での最適化を実現。グローバルなローミングにも対応し、携帯電話機能とウェブブラウジング機能を備えた小型かつ低廉な機器の製品化をサポートする。同ICを採用すれば、GSM/GPRS無線部の基板スペースは競合IC搭載時と比べ五〇%、部品コストは三〇%それぞれ節減される。また省電力の特性により携帯電話のスタンバイ時間および通話時間が延長されることになる。 インフィニオンでは今後、同じCMOS技術を採用した無線トランシーバーICについて、EDGE、UMTS規格向けも充実させていく考え。同社セキュアモバイルソリューション事業グループのマーケティング担当ドミニク・ビロ氏は「CMOS技術によるGSM/GPRS無線トランシーバーICの実現は、業界全体における長年の課題だった。『SMARTi―SD』の製品化により、当社は世界の無線トランシーバー市場におけるリーダー企業として認知されることになる」と述べている。 |
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