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シャント抵抗器 
アルファ・エレクトロニクス（東京都千代田区内神田1―9―13、楠美省二社長）はこのほど、金属箔抵抗をベースにした超精密のチップ型シャント抵抗器「ＰＷＧシリーズ」の拡販に取り組んでいる。すでに車載分野での電流検出用途としての評価が始まっており、今年度は本格的に採用されると期待している。 シャント抵抗器は電源やモーターにおける電流検出用として需要が増加。同社もすでに金属箔抵抗器において、フェイスダウン型を供給してきたが、昨年新たに車載分野をターゲットにラップアラウンド型を戦列化したもの。 新製品は一般的な低抵抗チップとは異なり、超精密級であるのが大きな特徴。抵抗値許容差はプラスマイナス0.5％。抵抗温度特性はプラスマイナス25ｐｐｍ／度Ｃ。定格電力2Ｗとハイパワーを実現し、抵抗値は1ミリ1100ミリΩという低抵抗を確保した。また、最高使用電流は50Ａに対応する。外形寸法は7×4×0.9ミリメートル。 すでにサンプル出荷を行っているが、同社では超精密級で、しかも信頼性に優れていることから、これまでの主要需要先である半導体製造装置や計測機器分野に加え、車載分野をターゲットに受注活動を展開してきた。その結果、高い評価を得ており、今年度から実需として売上げに寄与するとみている。 |
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