電波プロダクトニュース
040722_04
NAND型フラッシュメモリー STマイクロエレクトロニクスは、本格的に市場参入したNAND型フラッシュメモリーで「10%強の市場シェアを目指す」(メモリーグループテクニカルマーケティング浜野尚徳部長)としている。 同社ではNOR型フラッシュメモリーでも現在、世界3位、10%強の市場シェアを有しており、市場の拡大が続くNAND型でも同様の地位をねらう。同社によると、フラッシュメモリー市場では市場自体も拡大するが、NANDとNOR型の売上げ比率が2003年の34%対66%から04年は、42%対58%、06年には54%対46%に逆転することが予想されている。 同社では、韓国のハイニックスと共同でNAND型を開発し、すでに512Mビット品、256Mビット品を量産中で、1Gビット品も第4四半期に提供予定。 特にターゲットとするのが、メモリーカード、携帯電話、USBメモリー、MP3プレヤー/ICレコーダーなどである。 問題となる供給能力に関しては、現在はハイニックスの工場で生産しているものの、まず同社のシンガポール工場を増強し、年内にも自社生産を行う。来年には90nmプロセスの導入も行う予定である。 同社ではNOR型フラッシュメモリーの需要の急増に対応し、シンガポール工場の昨年の生産能力を前年比倍増している。 NAND型向けには、生産能力は公表していないものの、同工場をさらに増強し、当面は2工場で対応する。現在、NOR型フラッシュメモリーは、南イタリアの「カターニャ」、南フランスの「ルッセ」、北イタリア「アグラテ」、「シンガポール」で生産する。8インチライン工場を有するこれらの工場はすべてフル稼働である。「カターニャ」では、年内にも12インチ(300ミリメートルウエハ)工場が稼働する。 同社では、フラッシュメモリー事業の利益率を改善するため、「カターニャ」からシンガポールに主力を移管、プロセスのシュリンク、製品ラインアップの整理/統合を進める。 |
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