電波プロダクトニュース
040708_11
積層セラミックコンの生産体制、5拠点体制確立。 太陽誘電は積層セラミックコンデンサーの生産体制として5拠点体制を確立した。1005サイズ品を中心に需要が増加していることに対応。積層チップインダクターなどを生産しているフィリピン・セブ島にある太陽誘電(フィリピンズ)を新たな生産拠点として月間1億個体制で立ち上げた。04年度末には同10億個まで拡大する計画。 積層セラミックコンデンサーはこれまで日本のほか、中国、韓国、マレーシアで量産していた。特に中国の東莞市にある太陽誘電(広東)有限公司は1005サイズを中心に量産し現地における携帯電話向けなどの旺盛な需要に対応。今年度からはニッケル電極の大容量タイプの量産も開始した。 今回、フィリピンで量産に着手したのは携帯電話、デジカメ、デジタルビデオをはじめ、さらに1005サイズの市場が拡大すると判断。積層コンデンサーと生産工程の共通点が多い積層インダクターを量産していたという実績を考慮。設備投資や技術移管にかかる負担が最小限に抑えられることも配慮した。 同社は「最適地生産・最適物流でCS向上」「グループリソース最大活用」をキーワードに経営体質強化とCS向上を目的としたグループ生産、販売、物流体制強化に取り組んでいる。今回のフィリピンでの積層セラミックコンデンサーの量産開始はその一環でもある。 生産拠点が5拠点になったことで、供給体制がフレキシブルとなり、グローバル規模での物流や納期に関する顧客満足度の向上につながると同社では期待している。 |
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