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超小型サイズ積層ハイロスインダクター市場に参入。 
太陽誘電は22日、0603サイズ（0.6×0.3×0.3ミリメートル）の積層ハイロスインダクター「ＢＫ０６０３シリーズ」12アイテムを製品化、超小型サイズの積層ハイロスインダクター市場に本格参入すると発表した。6月中に12アイテムを群馬県の玉村工場で生産開始し、9月までに月1000万個の生産体制とする。サンプル価格は10円。 携帯電話などでは回路パターンの複雑化や超高密度実装によって、内部デジタル回路から発生するノイズが携帯電話の通信品質を劣化させてしまうという自家中毒と呼ばれるノイズ問題が深刻化しており、超小型のノイズ対策部品の必要性が高まってきている。 これらのノイズは、発生する周波数帯域やノイズレベルがさまざまなことからその対策には周波数帯域やインピーダンスの異なる対策部品が要求され、ラインアップを豊富に取り揃えることが必要となる。 新製品は、100Ｍヘルツ以下から500Ｍヘルツという幅広い周波数帯域で波形品位を保ちながらノイズ除去が可能なＨＳタイプ、100Ｍヘルツから300Ｍヘルツの周波数帯域におけるノイズを選択的に除去できるＨＭタイプ、200Ｍヘルツから500Ｍヘルツの高い周波数領域のノイズを選択的に除去できるＬＬタイプという、対応周波数帯域の異なる3種の材料を使った製品を揃えている。0603サイズでＨＭタイプを品揃えしているのは同社だけで、業界初の製品となる。 |
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