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1チップシステムLSI 
富士通はこのほど、ネットワーク家電向けにネットワーク接続機能や大容量のＲＯＭとＲＡＭを搭載したワンチップシステムＬＳＩ「ＭＢ９１４０３」を開発、7月中旬に発売する。価格は2,000円（税別）。 ＭＢ９１４０３は、従来製品ＭＢ９１４０１同様、ＩＰｖ６に対応した毎秒10Ｍビット／秒および100ビット／秒のイーサネット通信機能を搭載している。 ネットワークに無数に流れているパケットの中から必要なパケットだけを通過させる機能を持ったハードウェアを搭載しているため、ＣＰＵへ余計な負荷をかけずに通信を行うことができる。現在の標準規格のＩＰｖ４にも対応している。 また、256ＫＢのＲＯＭと64ＫＢのＲＡＭを内蔵することにより、外付けメモリーの個数削減が可能になり、システムのコストダウンや基板サイズの縮小に貢献する。さらにチップ内でデータ処理が行えるため、セキュリティ対策にも有効である。 大容量ＲＡＭが必要な場合はＳＤＲＡＭの接続ができる。 このシステムＬＳＩは、暗号処理の専用ハードウエア回路として同社従来製品に搭載しているＤＥＳ・３ＤＥＳに加え、次世代標準暗号化方式のＡＥＳを搭載しセキュリティを強化している。これはソフトウエアによる暗号処理に比べ150〜200倍高速に処理できる。なお、セキュリティ機能が不要なお客向けにセキュリティ機能をはずした「ＭＢ９１４０２」も用意している。価格は1,500円（税別）。また、暗号処理機能と別に認証機能も専用ハードウエア機能として持っており、同社提供のドライバーソフトを利用することでユーザーアプリケーションから簡単に利用できる。 |
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