電波プロダクトニュース



040619_02
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
6月19日040619_02 STマイクロ 半導体集積回路 その他 汎用

RFIDチップ



 伊仏合弁の大手半導体メーカー、STマイクロエレクトロニクスは、RFID(無線タグ)の標準化団体、EPCグローバルが認める仕様1・0版に準拠したUHF(超高周波数)RFIDメモリーチップをこのほど新開発し、サンプル出荷の開始を発表した。

新開発のRFIDチップ「XRA00」はフル機能を搭載しながらも大幅な低価格化を実現している。STマイクロでは空港など交通機関での荷物管理や小売市場における流通管理といった分野で、物品のトラッキング(追跡)目的で需要が伸びている、トランスポンダー(中継器)や製品タグなど、「電子バーコード」としてRFIDチップを大量に必要とするアプリケーションに最適なチップとして提案していく方針。

同社では「単価が低く、なおかつ機能性を増強されたXRA00の投入により、サプライチェーンおよび流通アプリケーション間でこれまで主流だったバーコードでの管理が、効率性に優れたRFIDチップでの管理へ急速に移行する」との期待感を示している。 XRA00は読み取り機から最大10メートル離れた距離でも認識可能。UHF技術対応で、米国市場で使われている902―928Mヘルツおよび欧州市場の866―868Mヘルツの両周波数帯で導入できる。128ビットのメモリーを内蔵。1万以上の読み書き/消去サイクルに対応する。 現在サンプル出荷中で、今月末までに量産出荷に入る計画。10万個出荷時の単価は0.05ドル。


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