040605_03
ガリひ素MMICミキサー 
アジレント・テクノロジー（成松洋社長）は、第3世代携帯電話の基地局用無線カードに適した、ガリウムひ素ＭＭＩＣミキサー「ＩＡＭ―９２５１６」の販売を始めた。今後1年間で50万個の販売を見込んでいる。サンプル価格は350円。 新製品は、Ｅ―ｐＨＥＭＴプロセスを自社のＭＭＩＣで初めて採用しプラス27デシベルメートルの入力ＩＰ３（3次インターセプトポイント）という高いリニアリティ（線形性）を実現した。 入力周波数1.91Ｇヘルツ、Ｌ０周波数1.7Ｇヘルツ、出力周波数210Ｍヘルツの用途の場合、マイナス3デシベルメートルの低電力Ｌ０入力で、歪みなくプラス10デシベルメートルのＲＦ入力信号を扱える。 Ｌ０とＩＦ、Ｌ０とＲＦ、ＲＦとＩＦポート間は、それぞれ30デシベル以上のアイソレーションを実現した。 また、Ｌ０用バッファアンプを内蔵することで、業界最小レベルの低電力Ｌ０入力を達成した。 ＲＦやＬ０入力信号は400Ｍヘルツから3.5Ｇヘルツまで、ＩＦ出力信号はＤＣから300Ｍヘルツまで、広い動作周波数に対応した。 パッケージは鉛フリー対応で、3.0×3.0×0.9ミリの小型ＬＰＣＣで供給する。 |
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