040604_03
マイコン 
ルネサス テクノロジはこのほど、ＡＶ機器やカーオーディオ、ホームオーディオ、産業機器など幅広い分野向けに、1ＭＢ（バイト）のフラッシュメモリー、48ＫＢのＲＡＭと業界トップクラスの大容量メモリーを内蔵し、ＣＡＮコントローラーなどの豊富な周辺機能を搭載した「Ｍ３２Ｃ／８７グループ」Ｍ３０８７９ＦＬＦＰ、同ＦＬＧＰ（税込み3,150円）、Ｍ３０８７ＢＦＬＧＰ（同3,675円）を製品化、10日からサンプル出荷を開始する。量産は12月で月2万個を予定している。 新製品は、Ｍ３２Ｃ／８０シリーズと同じく、最大動作周波数が32Ｍヘルツ、最小命令実行時間が31.2ナノ秒の高性能コアＭ３２Ｃ／８０を搭載している。32ビットの演算回路や転送命令、バレルシフタによるシフト命令など処理性能向上を実現している。 また、シリアルチャンネルを7チャンネルに増やして、新たに赤外線通信用のＩｒＤＡ ｖ１・０通信対応回路を1回路追加して通信機能を強化したほか、ＣＡＮに対応したコントローラーを2チャンネル、タイマー機能と通信機能をあわせ持ったインテリジェントＩ／Ｏを2グループなど豊富な周辺機能を内蔵している。 さらに既存のＭ１６Ｃファミリーと命令や周辺機能を継承しており、プログラムの流用などが可能である。Ｍ３２Ｃ／８０シリーズやＭ１６Ｃ／８０グループ、Ｍ１６Ｃ／６０シリーズと端子配列が互換のため、置き換えが容易である。 同社では今後、ＣＰＵ動作を64Ｍヘルツに向上させた上位製品Ｍ３２／９０Ｃシリーズの開発を進め、市場ニーズに対応していく。 |
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