電波プロダクトニュース
040602_02
液晶TV向けインバーター主力に、回路設計力を増強。 太陽誘電は、韓国の回路商品の生産拠点である子会社の韓国太陽誘電の回路設計力を大幅に強化し、現在、世界で需要が急増している液晶テレビ用インバーターの生産を強化する。 韓国太陽誘電は液晶パネル用インバーター、携帯機器バッテリー用保護モジュールおよび高密度実装基板などを生産している。中でもインバーターに強みを保有しており、液晶テレビに注力している韓国の大手メーカーに製品供給している。そこで今回、現地の設計・開発部門の人員を倍増させ、日本の太陽誘電から回路設計技術者を派遣する形での支援も行う。これにより回路設計のスピードと自由度を高めることができ、韓国の顧客ニーズに迅速に対応することができるようになる。 また、韓国東陽誘電、韓国慶南太陽誘電の子会社2社も機能の高度化を図る。 韓国東陽誘電は、既存型コンデンサーおよびインダクターを生産しており、拡大を続ける中国市場をにらみ、天津での生産拠点太陽誘電(天津)電子有限公司設立を主体的に進めている。今後は韓国東陽誘電、韓国太陽誘電の既存コンデンサーおよびインダクター事業、太陽誘電(天津)電子を統轄するミニヘッドクオーター機能を与え高い管理力を活用する。 韓国慶南太陽誘電は、韓国における積層コンデンサーの生産拠点で、中国拠点の積層コンデンサー工程の立ち上げ支援を行った実績があり、今後は積層製品の生産にとどまらず新製品の開発など新たな機能を持たせていく予定。 この3社は、グループ内でも優れた生産技術力や管理能力を有し、自立型の運営が可能な拠点となっている。太陽誘電では、このような韓国拠点の特徴を生かすために生産拠点としての機能に加え、技術高度化を担う拠点機能、他拠点をコントロールするミニヘッドクオーター機能を与えることにより、グループ内のリソースとしてさらなる活用をめざすことにしたもの。 |
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