電波プロダクトニュース
040531_06
CMOSカメラモジュール ソニーは、カメラ付き携帯電話向けに、メガピクセルCMOS型カメラモジュールを開発し、今年夏からサンプル出荷を始める。今後、携帯電話向けカメラモジュールは、CMOS型を中心に製品展開を図る方針だ。一方、デジカメを中心としたCCD型イメージセンサーは、4月から生産量を14%増やし、月間950万個に引き上げた。 カメラ付き携帯電話は、03年の8000万台に対し、04年は1億2000万台が見込まれている。しかも、100画素を超えるメガピクセル対応カメラの要求は、日本だけでなく全世界に広がりつつある。 同社はこれまで、携帯電話向けに130万画素クラスのCCD型イメージセンサーや、30万画素クラスのCMOS型カメラモジュールを供給してきた。 今回、携帯電話用カメラモジュールとしては「ダイナミックレンジ、感度、スミアの3点を考えると、CCD型よりCMOS型のイメージセンサーを使った方が有利」(セミコンダクタソリューションズネットワークカンパニー・イメージングデバイスカンパニーの鈴木智行プレジデント)との判断から、CMOS型で本格攻勢をかける。 これまで、画質ではCCD型が優れているといわれてきたが「CCDで使ったフォトセンサー構造をCMOS型に転用し、周辺回路も含めノイズを低減した」(鈴木プレジデント)ことで、CCD並みの画質を実現している。 今年夏には130万画素のCMOS型カメラモジュールのサンプル出荷を始める。来年には200万画素品も商品化する計画。量産はPS2用LSIを生産していた長崎の0.18ミクロンラインで行う。 一方、CCD型イメージセンサーも、デジカメ向けの需要が拡大しており、ボリュームゾーンの400万/500万画素品を中心に増産し、供給責任を果たす。 |
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