040526_02
液晶モジュール 
ＮＥＣ液晶テクノロジーはこのほど、画像処理、写真、印刷業界などモニターに高度な色再現能力が要求されるプロフェッショナル用途向けに、Ａｄｏｂｅ ＲＧＢ色空間を発現可能な対角54センチメートル（２１・３型）アモルファスシリコンＴＦＴ液晶ディスプレイモジュール＝写真＝を開発した。 新開発の液晶ディスプレイモジュールは、これまで主流であった冷陰極管によるバックライトの代わりに、広い色空間が作り出せるＲＧＢ3原色のＬＥＤアレイを光源とした新開発のバックライトシステムを開発。撮影したときの本来の色合いや紙や写真への印刷時に、デザイナーや色校正者などの意図した色合いをディスプレイ上に表現できるようにした。 また、独自のコントラスト視野角が上下左右170度の超広視野角技術とパネル透過率を向上させたＳｕｐｅｒ Ａｄｖａｎｃｅｄ―Ｓｕｐｅｒ Ｆｉｎｅ ＴＦＴ（ＳＡ―ＳＦＴ）技術により、方向によって同色でも明るさが違って見えるガンマ変化や方向によって生ずる色の反転（色変化）を抑制した。サイズはプロフェッショナル用途に適した２１・３型で、ＵＸＧＡ（1600×1200ピクセル）の大表示容量と1677万色表示を実現している。 同社では、この液晶ディスプレイモジュールを23日から28日まで、米国のワシントン州シアトルで開催される「ＳＩＤ ２００４」の展示会に出展する。 |
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