電波プロダクトニュース



040525_07
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月25日040525_07 アルプス 光関連部品 光モジュール他

携帯電話用1.3Mピクセルカメラモジュールを開発。



 アルプス電気は24日、携帯電話用カメラモジュールの新製品として(1)1.3メガピクセルのカメラモジュール「FPDF0Xシリーズ」と(2)1.3メガピクセル・オートフォーカス機能搭載カメラモジュール「FPDF8Xシリーズ」を開発したと発表した。0Xは今年7月から、8Xは8月からサンプル出荷開始する。同社はカメラ付き携帯電話の高機能・高画質化ニーズに合わせ、今後は2メガピクセルへの対応や、光学ズームおよびシャッター搭載などの開発も進める方針。

FPDF0Xシリーズは、外形サイズ10.0×10.0×8.5ミリメートル、容積0.85ミリリットル、サンプル価格1万5,000円。FPDF8Xシリーズは、外形サイズ14.9×14.9×9.0ミリメートルと1.3メガピクセル・オートフォーカス搭載カメラモジュールでは業界最小サイズを実現しており、容積1.99ミリリットル、サンプル価格2万5,000円。生産は、通信デバイス事業部角田工場(宮城県)で行う。

カメラ付き携帯電話は、メガピクセル化による高画質化やオートフォーカスや露出調整などの搭載による多機能化など、本格的な撮影機能強化が進みつつあり、カメラモジュールは小型・薄型化とともに、高画質・多機能化に対応した機構が求められている。 新製品はこうしたニーズに対応したもので、高画質については、両シリーズともに、カメラ部で、同社固有の光学設計と非球面ガラスレンズ技術により、F2・8を実現した高精細レンズを独自開発。このレンズを用い、1.3メガピクセルのCMOSセンサーの実力を最大限に引き出す光学設計、組立て設計により高画質化を実現した。

多機能化については、FPDF8Xシリーズで、同社独自の切削加工技術、金型加工技術により開発したステッピングモーターにより、レンズ移動ピッチ11.25マイクロメートル、ステップ数35ポジション(総送り量394マイクロメートル)を達成。これにより、無望遠からマクロ撮影までの高精度なフォーカシングを実現している。 内蔵の画像処理DSPとアルゴリズムにより、リニアなオートフォーカスを可能とし、接写から人物、風景撮影までスムーズな操作が行える。電流ゼロの状態でレンズポジションが保持でき、携帯電話などでの省電力化にも貢献する。用途は、携帯電話、PDA、PC周辺機器などの各種小型携帯機器。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト |
|
ホームページへ戻る | 次データへ |