電波プロダクトニュース
040519_03
モバイル市場に重点、通信デバイス事業で説明会。 アルプス電気は18日、通信デバイス事業部(飛田勝美取締役事業部長)の記者説明会を都内で開催し、同事業部の概要や今後の事業計画について説明した。また、携帯端末用超小型IEEE802・11b通信モジュールを業界に先駆けて携帯電話メーカー向けに量産開始したことなどを明らかにした。 同事業部は、放送用チューナー(デジタル/アナログ)、アンテナ、携帯電話用TRユニット、ETC用RFユニット、ワイヤレスデータ通信モジュール、高周波デバイス関連製品、光学関連製品(レンズ、各種モジュール、微細光学素子)などを展開。2004年度(2005年3月期)の重点分野に、デジタル放送市場、光市場、データ通信市場を掲げ、「これらの3つのエリアで、特にモバイル市場への取り組みに注力していく」(飛田取締役)。 具体的には、放送系では、今後市場の拡大が期待される携帯電話内蔵用地上デジタルTVチューナー、モバイル用アンテナなどに注力。アンテナビジネスは、「今後は車載を含めて展開する」とし、時速120キロメートル以上の高速走行時でも鮮明な映像が確保できる車載用地上デジタル用ダイバー対応チューナーモジュールを開発した。 光デバイス系では、量産中の携帯電話用VGAカメラモジュールのほか、メガピクセルカメラモジュールなどを製品化する。 通信系では、VCO、アンテナスイッチ、ダイプレクサ、アイソレーターのほか、モバイル用のブルートゥースモジュール、IEEE802・11bモジュールに注力していく。 同社がこのほど開発したIEEE802・11bモジュールは、ICサイズの超小型化を実現しており、すでに国内外で複数の顧客に採用が決まっている。同社では、ノートPC、携帯電話、車載向け無線LAN市場の拡大に対応し、今後は超小型・低消費電力の802・11gモジュールやUSBアダプターへの応用、車載対応などの開発を進める方針。なお、同事業部の2005年3月期売上高は、前期比約11%増の647億円を計画しており、「この計画を大きく上回れるように取り組みたい」(飛田取締役)。 |
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