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アプリケーションプロセッサー 
ルネサス テクノロジはこのほど、携帯電話システム向けのアプリケーションプロセッサーＳＨ―Ｍｏｂｉｌｅシリーズの最上位機種として、新規開発の高性能ＣＰＵコア「ＳＨ４ＡＬ―ＤＳＰ」を搭載した「ＳＨ―Ｍｏｂｉｌｅ３」ＳＨ７３１８０（1万個ロット時税込み価格＝4,200円）を製品化、7月からサンプル出荷を開始する。量産は10月で月10万個を予定している。 新製品は、高処理性能の32ビットＲＩＳＣ ＣＰＵコア、２Ｄ／３ＤグラフィックスエンジンやＭＰＥＧ―４のフル・ハードウエアアクセラレーターを搭載し、高度な各種マルチメディア・アプリケーションを快適な動作で処理する。 新製品の新規ＣＰＵコアは、最大動作周波数216Ｍヘルツ動作時に389ＭＩＰＳの処理性能を持ち、従来のＳＨ―Ｍｏｂｉｌｅシリーズでの最大処理性能に比較して約2.3倍の性能向上を実現している。 これにより、負荷の大きな複数アプリケーションの並列処理や専用ＯＳより処理負荷の大きいＬｉｎｕｘなどの汎用ＯＳによる動作を、余裕を持って実行できる。命令セットは従来製品のＣＰＵコアＳＨ３―ＤＳＰと上位互換となっている。 また、300万画素クラスのカメラモジュールと直結可能なカメラインターフェイスを搭載している。これにより画像の電子ズーム表示やＯＳＤ（オンスクリーンディスプレイ）機能やＨＷＣ（ハードウェアカーソル）機能などによる画面の重ね表示などの多彩な表示が可能である。さらにビデオ出力ユニットも搭載しており、携帯電話システムをＴＶに接続してカメラで撮影した動画をＴＶに表示できる。 グラフィックスエンジンとして、英国ＩＭＧ社のＩＰであるＰｏｗｅｒＶＲ ＭＢＸ Ｌｉｔｅを採用している。ＭＰＥＧ―４のフル・ハードウエアアクセラレーターはビデオメールやＴＶ電話の高画質処理ができる。 パッケージは、4.9ピンＣＳＰ（12×12ミリメートル、0.5ミリメートルピンピッチ、厚さ1ミリメートル）を採用している。 |
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