電波プロダクトニュース
040507_02
駆動ドライバー ルネサス テクノロジはこのほど、カーオーディオ機器などの有機ELグラフィックパネルを駆動するドライバーとして、定電流駆動型で隣接出力間の出力電流差をプラスマイナス1%以下に抑えたデータドライバー「C64665」(価格=630円)と吸い込み側のオン抵抗を6.5Ωと小さくしたスキャンドライバー「C64666」(同315円)を製品化、7日から2製品合計で当初月3万個で生産を開始する。2005年5月には月30万個を生産する予定。価格は税込み価格。 C64665は4階調表示、128のデータ出力を持ち、C64666は88のスキャン線を駆動できる。これらを組み合わせることにより、128×68ドットや256×64ドット(C646652個使用)など、ユーザーは開発する画素サイズに合わせて適切な製品数を選択できる。 いずれも0.5μmBiC―DMOSプロセスを採用し、バイポーラ素子で安定した高精度電流源の構成により、低電流から高電流範囲まで隣接出力電流差をプラスマイナス1%以下で実現している。これによりグラフィックパネルの輝度バラツキを抑えクリアな表示を可能にしている。 また、有機ELパネルは電流素子のため、電流を効率よく吸い込めるようにスキャンドライバーの吸い込み側オン抵抗を極力小さくすることが望まれる。新製品では0.5μmのBiC―DMOSのDMOS素子を使用し、6.16×2.12ミリメートルの小チップサイズで6.5オームの低オン抵抗を実現した。そして双方向にカスケード接続でき、パネルの画素数の拡大に対応できる。2製品とも金バンプ付きチップで出荷する。主な用途は、カーオーディオ機器やPOS端末など。 |
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