電波プロダクトニュース



040421_04
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月21日040421_04 ダイドー電子 電子材料 電子材料

射出成形磁石



大同特殊鋼(高山剛社長)の100%子会社であるダイドー電子(本社=岐阜県中津川市、野田孝昭社長)は、ネオジム系等方性ボンド磁石の射出成形品「NPI―9L」を開発、4月から小型モーターメーカー向けにサンプル投入を開始した。

ネオジム系等方性ボンド磁石の射出成形品はOA機器や小型モーター市場で多く使用されている。耐食性に優れ、塗装を施さなくても使用できる利点はあるものの、圧縮成形品と比べ樹脂比率が約10%高く磁気特性が劣るため、対象は高い形状自由度を要求される分野に限定されている。磁気特性を上げるため、樹脂比率を低くしたとしても成形性が悪くなり、形状自由度や生産性が低下する。 ダイドー電子の新製品は磁気特性は同社ボンド磁石「 NEOQUENCH―P」の圧縮成形品と同等の最高レベル、流動性は同射出成形品に比べ2倍を実現し高磁力で複雑形状の成形を可能にした。

用途は、小型DCモーター、PM型ステッピングモーター、DVD用スピンドルモーター、DCファン・モーター、センサー、マグロール、小型・軽量化している携帯電話やデジタルカメラに使用されているアクチュエーターなど。 新製品の販売形態は、射出成形磁石のみ販売、量産対応は今年10月から。05年度売上げ約10億円をめざす。






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