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セキュリティーLSI 
富士通は、富士通エルエスアイソリューション（ＦＬＳ）と共同で上り・下り双方向で毎秒100Ｍビットの高速通信ができる家庭用ブロードバンド・ネットワーク機器向けセキュリティＬＳＩ「ＭＢ８６９７８」と機能拡張用ＬＳＩ「ＭＢ８６９７９」を開発、7日から販売を開始した。価格はいずれも5,000円（税別）。 ＭＢ８６９７８は、暗号処理をＣＰＵに依存することなく行うインライン方式を採用している。家庭用ブロードバンド・ネットワーク機器向けのセキュリティＬＳＩとしてこの方式を採用したのは初めて。暗号処理時においても通信速度を低下させることがなく、高速通信が実現できる。 通信プロトコルはＩＰｖ４および今後普及が見込まれるＩＰｖ６の両方に対応した柔軟性の高い仕様となっている。プロセスはＣＭＯＳ0.18マイクロメートルで、パッケージは13ミリメートル角のＦＢＧＡ―３３７ピンで提供される。 また、ＭＢ８６９７９を併せて使用することで、確立可能な暗号通信路（トンネル）の数を増やすことができるため企業用ネットワーク機器にも使用できる。 さらにＭＢ８６９７８と提供開始中のＩＰフォワーディングＬＳＩ ＭＢ８６９７７を搭載したＶＰＮルーター開発キットも50万円（税別）で同時に販売開始する。 |
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