電波プロダクトニュース
040408_02
チャージポンプ方式白色LEDドライバーIC拡充。 ミツミ電機は、携帯電話の液晶バックライト用白色LEDドライバーICの製品ラインアップを図る。インダクティブ方式の「MM3097/3120」に続き、チャージポンプ方式の「MM3110」も開発中で、5月にはサンプル出荷を予定している。 MM3097は、最も基本的な製品でこのほど、量産出荷を始めた。白色LEDを直列接続で最大7個まで駆動できる。耐圧36Vのスイッチングトランジスターを内蔵した。 サンプル出荷を始めたMM3120は、白色LEDを直列接続で最大4個まで駆動できる。MM3097で外付けしていたショットキーダイオードを、ワンチップに取り込んだ。 また、バックライトをオフにしたときに、LEDへの電流を遮断する回路を内蔵した。これにより、シャットダウン時のLEDへの流入電流を0.1マイ クロA以下にし、従来白色LED用の電圧を落としても、かすかに点灯する課題を解消した。 白色LEDドライバーICと組み合わせて使うインダクターは、社内で開発・供給している最適な製品を推奨品として準備している。 MM3110は、最大20ミリAまで出力できる定電流出力端子を4チャンネル備え、外部電圧と外付け抵抗により、出力電流をリニアに設定できる。 また、電池電圧が2.7―4.7V時は、入力電圧を1.5倍に昇圧し、4.7―5.5V時はそのまま出力するスルーモードに切り替えることで、効率を高める。 さらに、並列接続する白色LEDの輝度ばらつきをなくすため、電流を一定に制御するためのミラー回路を内蔵した。これにより、ムラのない明るさを実現している。輝度調整は電圧を変化させるアナログ方式と、パルス幅を変えるPWM方式の2種類をサポートした。パッケージはウエハーレベルCSPで供給する計画。 今後の商品展開として、MM3097ではオーバーボルテージ・プロテクション機能の取り込み、MM3120では6灯まで対応できる高耐圧化を目指している。MM3110ではフラッシュ関連のLEDにも対応するため、出力電流100ミリA品を視野に入れて開発していく。 |
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