040329_01
DC/DCコンバーター 
トレックスセミコンダクターは、汎用のＤＣ／ＤＣコンバーターをベースに、白色ＬＥＤドライブ回路をボードにして提案する。これにより、高効率、実装面積の削減、低コストなど顧客のニーズに基づくソリューションを提供する。 必要な機能を取り込んだオールインワンタイプの「ＸＣ９１１６シリーズ」も新たに開発し、4月からエンジニアリングサンプルを始める。 同社は携帯電話、デジカメ、ＰＤＡなどの液晶ディスプレイのバックライトに使用される白色ＬＥＤのドライブ回路向けに、インダクティブ方式のＤＣ／ＤＣコンバーター「ＸＣ９１０３／９１０６」や、チャージポンプ方式の「ＸＣ９１０１」を販売してきた。 汎用のＤＣ／ＤＣコンバーターを利用すれば、外付けのパワーＭＯＳＦＥＴやインダクターを選択することによって、出力電圧／電流は柔軟に対応できる。 同社では応用回路例として、参照ボードや「ＴＩＰ」（テクニカル・インフォメーション・ペーパー）を準備している。このため、効率、コストなど顧客が要求するニーズに対応したソリューションを提案できるのが強みだ。 また、顧客が入力／出力電圧など必要な項目を入力すれば、出力電流や効率などを事前に確認できる計算ソフトも提供しており、回路ブロックの開発期間を短縮できる。 ＸＣ９１１６シリーズは、同社として初めての白色ＬＥＤ専用ドライバーＩＣ。出力電圧は最大18Ｖで、白色ＬＥＤを4個直列あるいは、最大6個（3直2並列）点灯できる。 3直2並列で使用すると、バックライト用とカメラフラッシュ用に切り替えが可能。さらに、スイッチングを行うトランジスターの性能を向上させたことで、88％の効率を達成した。 また、ＣＦ端子にＰＷＭ信号（最大10Ｋヘルツ）を入力すれば、ＬＥＤの輝度制御が行える。白色ＬＥＤの破壊などによる電圧上昇を防止するための過電圧保護回路も内蔵した。 |
|||||||||||||