電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月18日040318_03 リニアテクノロジー 半導体集積回路 ドライバー・コントローラ 情報家電用

LEDドライバー



 リニアテクノロジー(東京都千代田区紀尾井町3―6、望月靖志代表取締役)は、携帯電話などのLCDバックライトに使われる白色LEDドライバーIC市場で先行する。白色LEDの多灯化や、ノイズ低減といった顧客の要求に、いち早く対応したことが受注獲得に結びついた。

同社は、高効率で高耐圧、高出力電流の汎用的なDC/DCコンバーターICをベースに、白色LEDを点灯するためのICや回路を提供してきた。  白色LEDを並列接続して点灯させる低ノイズのチャージポンプ方式の「LTC1754/1682」「LTC3202/3200」や、白色LEDを直列接続して点灯させるインダクティブ方式の「LT1937」およびショットキー・ダイオードを内部に取り込んだ「LT3465」などが主力製品。

昨年9月には、顧客の要求に基づきチャージポンプ方式のマルチディスプレイLEDコントローラー「LTC3205」を開発した。「GSM方式の携帯電話を視野に入れた製品で、引き合いが増加している」(同社)という。

LTC3205は1―4個の白色LEDを使うメイン・ディスプレイ、同2個のサブ・ディスプレイ、カメラライト向けRGBカラーLEDなど、トータル9個のLEDをワンチップで駆動できる。外付けの周辺部品も4個の小型セラミック・コンデンサーと2個の抵抗で済む。効率は最大92%を達成している。

LED電流は3線式シリアル・インターフェイスを使って、ディスプレイの調光やオン・オフの制御が行える。メインとサブのディスプレイは4つの調光レベルがあり、RGBのLEDは内部のPWM(パルス幅変調)により、16調光レベルの制御が可能。

「米国本社から半導体設計者が半年に1回来日し、顧客を訪問している。市場のニーズを取り込み、他社より一歩先行した製品を開発、提供していく」ことで、商品競争力を強めていく方針だ。


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