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低背型巻線インダクター、業界最高の定格電流実現。 
太陽誘電はこのほど、デジタル機器で需要が増えているＤＣ／ＤＣコンバーター用チョークコイルで、同形状で業界最高の定格電流を実現した独自構造の低背型巻線インダクター「ＮＲシリーズ」を開発した。オープン価格で2月からフィリピン工場で量産を開始。2004年度には月500万個体制を計画している。 新製品は、業界標準となりつつある4ミリメートル角の小型形状で、使用用途に合わせた高さ設計を満たすため、1.0、1.2、1.8ミリメートルというＩＣの高さを基本としたチョークコイル用の低背型巻線インダクターである。 ＮＲシリーズは、同社の巻線チップインダクターにおける開発コンセプトである「特性に関与しない無駄なスペースを徹底的に排除する製品構造」に基づいて、製品化されている。インダクターの外装に独自構造のフェライトと樹脂の複合材料を採用することにより、高さ1ミリメートルのＮＲ４０１０で950ｍＡ、同1.2ミリメートルのＮＲ４０１２で1100ｍＡ（いずれもインダクタンス2.2μＨ時）の大電流化を実現し、従来の同形状品と比較して約1.3倍の大電流化に対応させた。 また、高さ1.8ｍの高さから基板実装状態で落下させる耐衝撃性試験においても破損しない強固な耐衝撃性も確保している。 |
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