電波プロダクトニュース
040219_02
自然で温かみのある音質、SP用パルプ混練樹脂振動板を開発。 松下電子部品はこのほど、樹脂素材を採用しながらも温かみのある音質とキメ細かな音づくりを実現する業界初の「パルプ混練樹脂振動板」を発表した。同開発品を採用したスピーカーユニットのサンプル出荷を、今年5月にも開始する。サンプル価格は未定だが、従来の樹脂振動板と同等レベルになる見通し。 この開発品には、パルプ繊維を樹脂に複合化させて振動板として完成させる新技術「樹脂混練複合化技術」が採用されている。 安定性に優れる利点を持ちながらも画一的な音質になりがちだった従来の樹脂振動板の製法とは異なり、樹脂素材に高級オーディオスピーカー用の振動板素材として根強く用いられている紙素材を融合させることにより、樹脂振動板の特質を生かしつつメディアの高音質化を実現する新しいタイプの振動板の開発に成功している。 キメ細かな音づくりが可能な紙振動板と、耐久性に優れる樹脂振動板の両方が持つ利点を生かした開発品は、車載用、ホームオーディオ用、高級オーディオ用といった広範な用途において、自然で温かみのあるスピーカーの高音質を演出する。 振動板に採用されているパルプ素材は、従来の無機質フィラーに比べ比重が低いため、メディアの高音質化に加え、同社従来品比15―20%減の軽量化も実現されている。さらに同約2倍の高内部損失も発揮し、歪み感の少ない高品質スピーカーを実現する。 |
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