電波プロダクトニュース
040211_04
電磁波吸収体 大同特殊鋼(高山剛社長)は、低周波での高透磁率と難燃性を兼ね備え、ハロゲンフリーを実現する、電磁波吸収体「DPR―HN」を開発し商品化に成功、今月から販売を開始したと発表した。 電気・電子機器ではハロゲン化合物で難燃性を確保してきたが燃焼時にダイオキシン発生の可能性があり、ハロゲンフリーへの要求が強まっていた。今回の発売は地球環境に優しいDPRを実現、同社は、DPRの2005年度売上げ20億円を目指す。 大同特殊鋼では、自社の特殊合金粉末を使用して、独自の材料設計と加工技術により電磁波吸収体DPRを開発してきた。 DPRは、携帯電話、デジタルカメラ、PDA、ノートブックパソコンに加え家電・音響機器などの部品、配線から発生する低周波電磁波を吸収し、誤動作を防止する。 DPR―HNは、ハロゲンフリータイプとしては業界最高の高透磁率(約50/100kヘルツ)で高吸収特性を有し、周波数約500Mヘルツ以下の低周波ノイズ対策で特に効果がある。 難燃性はUL94―V0を取得。厚さは0.1〜1.0ミリで柔軟性が良いため、狭い空間を利用したノイズ対策、異形品切断加工が可能。 磁性金属粉末とゴムの2相構造の電気的絶縁体で、張るだけで対策可能なことやアース不要などが特徴となっている。 同社DPRラインアップは汎用標準品「H、HY」低周波帯用「HTV」高周波帯用「G、GM、GH」高耐熱用「B、BY」に、今回の「HN」投入でさらに充実した。 なお、同社は、4月21―23日に幕張メッセで開催の「第17回EMC・ノイズ対策技術展2004」に出展する。 |
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