電波プロダクトニュース
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DC-DCコンバーター バイコージャパン(東京都品川区西五反田8―9―5、関山浩一社長)は5月から32×21.5×6ミリメートルサイズで最大出力300Wを達成したDC―DCコンバーター「V・I Chipシリーズ」をサンプル出荷する。 DC―DCコンバーターの小型化は高周波スイッチング技術をはじめ、高効率化、高密度実装化などを融合して進歩し、現在、ブリックコンバーター方式が標準サイズ的な取り扱いがなされ、フルブリック、その半分のハーフブリック、さらに4分の1のクォーターブリックでいかに容量を収納するかという技術開発が活発化してきた。 今回、米国のバイコー社が開発したチップ電源と称するコンバーターはさらに小型化を実現した。開発したのはDCトランスチップ「VTM」と非絶縁型DC―DCコンバーターチップ「PRM」。いずれも放熱性に優れた表面実装型パッケージ。 「VTM」はゼロ電圧(ZVS)/ゼロ電流(ZCS)スイッチング方式を採用。スイッチング周波数は3.5Mヘルツ。 低損失、低ノイズでバイコー社の特許技術である「SAC」(サイン・アンプリチュード・コンバーター)を採用した。これによって、最大出力300W、変換効率97%、電力密度72W/立方センチメートルを達成したという。 「PRM」はZVSを採用している。 同シリーズは絶縁、電圧変換、定電圧制御という一般的なDC―DCコンバーターが持つ機能を「VTM」(絶縁と電圧変換)と「PRM」(定電圧制御)の2つのモジュールに分けた。小型で高性能な絶縁型DC―DCコンバーターと使用する場合は2つのモジュールを使用する。 入力電圧はシリーズによって、1.5―400V。また、出力電圧もシリーズによって、0.5―400Vの仕様が可能。最大電流は100A。リップルノイズは0.3%p―p。 |
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