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次世代筒型乾電池 
松下電池工業は28日、アルカリ乾電池に代わる40年ぶりの次世代筒型乾電池として、同社現行アルカリ乾電池と比較して約1.5倍の性能アップ（1000ミリＷ連続放電時）、デジタルカメラでは約2倍長持ち（10機種測定時の平均値）を実現した「オキシライド乾電池」を開発したと発表した。 都内で開催した発表会の席上、1次電池社の梶川陽二社長は「新製品はデジカメに強いなど新しいライフスタイルには欠かせない商品。新しい用途への拡大が期待でき、総需要をさらに増やしていきたい。海外でも順次展開していく」と語った。新乾電池はアルカリ乾電池の上位モデルに位置づけ、台数シェアを現在の30％前半から3年間で40％以上に引き上げていく考え。 アルカリ乾電池は正極に二酸化マンガンと黒鉛を使用しているが、新開発乾電池は正極材料に新たにオキシ水酸化ニッケルと、新技術により開発された新二酸化マンガン、微粒子化した新黒鉛を採用。 さらに（１）充填量を電池1個ごとに増量するとともに配合をコンピューター制御する「正極量コントロールシステム」（２）容器を真空状態に近付けることで、より多くの電解液を注入できるようにした「高注液システム」、という2つの新工法を開発したことにより、パワフル＆長持ちを達成した。特許8件。 今回開発したのは単３形で、価格は現行アルカリ乾電池比約1割高い360円（2本入り）。来年には単４形も商品化する計画だ。 |
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