電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
1月23日 040123_02 サンコール 光関連部品 光モジュール他

10Gビット光トランシーバー



サンコール(京都市右京区、今崎勝弘社長)は22日、10Gビット/sの光トランシーバー「XFP/XFP2 10G Transceiver」を開発し、来年からの本格的な量産を開始することを発表した。数グループの産学連携のアライアンスを組みながら、面発光レーザーをベースとした、特に短中距離のアクセス系の製品に注力し市場展開を行う。価格は1000個で100ドルを目指す。面発光レーザーの開発には東京工業大学の協力を得ている。

新製品には独自の面発光レーザー(VCSEL)が使われる。低消費電力で適用業務が広い特性を持つ。イーサネットに対応し、SFFコネクター接続インターフェイスを持ち、LCコネクタータイプ、LC/MC共用コネクタータイプなど8種類のラインアップを用意する(別表参照)。

XFPは標準仕様でインターフェイス側にも10Gで伝送するが、XFP2は並列仕様となっており、従来のインターフェイスに対応する3.125Gで伝送する。XFPはすでにサンプル出荷を開始済み。XFP2は2月ごろのサンプル出荷開始を予定している。 開発は京都本社のFO&S部が担当。5月ごろの完成を目指す同社敷地内のナノテクセンターを中心に開発を進める。生産拠点は国内外を問わず、最適な生産立地で国内企業とのアライアンスを行いながら定めていく。

光トランシーバーは、光ファイバーと産業機器をつなぐのに不可欠なユニット部品。光信号と電気信号を変換する役割を果たす。 「10Gの製品はすでに市場で発売されているがサンプルが中心。当社はLCコネクターの世界シェアで約4分の1を持っており、これを発展させていく」と今崎社長は語る。 来年度には1億円強の予算を組んで月産1万個の量産準備に入り、06年度の同社の光通信ビジネスの2割(約3億―5億円)の売上げ規模を目指す。


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