電波プロダクトニュース
040121_02
光モジュール NEC化合物デバイスはこのほど、メトロアクセスネットワークや伝送速度10Gbps(ギガビット/秒)の高速LANを構築する光トランシーバーに組み込み、広い温度範囲に対応可能な小型の光モジュール「NX8341シリーズ」「NR3311シリーズ」を製品化、21日からサンプル出荷を開始する。サンプル価格はそれぞれ5万円と3万円。量産開始時期は5月を予定しており、2シリーズ合計で今後1年間に約2万個の出荷を見込んでいる。 新製品は、高温・高速動作に優れた1.3μm帯の分布帰還型レーザーチップを採用。また、フォトダイオードの高速・高感度化を図り、量産性に優れた小型のCANパッケージの内部構造を最適化することで、業界で最も広いマイナス5度Cからプラス85度Cの温度範囲内で安定した高速光通信を実現。 これらにより10Gbps伝送対応光モジュールでは業界最小の直径5.6ミリメートルの小型化を実現している。主要な国際規格すべてに対応しており、最長12キロメートルまでの光伝送に対応する。 NX8341シリーズは、レーザーチップ、光モニター用フォトダイオード、光アイソレーター、ダンピング抵抗、バイアス用インダクターを搭載、光コネクターを簡単に接続できる凹型のレセプタクル型パッケージに、小型化が容易な直接変調型レーザーを搭載したTOSA型のモジュール合計4モデルがある。シングルエンド駆動、作動駆動という異なる方式の駆動用ICに対応する製品を用意している。 NR3311シリーズは、現在普及している5Vから3.3V電源で動作するプリアンプを採用し、低消費電力化を実現している。光コネクターを簡単に接続できる凹型のレセプタクルパッケージに、中・短距離通信に適したPINフォトダイオードと、受信したデータを増幅するプリアンプを内蔵したROSA型のモジュール合計2モデルを用意している。 新製品は、28日から東京都江東区の東京ビッグサイトで開催されるファイバーオプティクスEXPO(FOE2004)および2月24日から米国カリフォルニア州で開催されるOFCに出品展示する。 |
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