電波プロダクトニュース
040109_03
フラッシュメモリー 独インフィニオンテクノロジーズ(インフィニオン)はこのほど、世界で初めてTwinFlash技術をベースにしたNAND型512Mビットのフラッシュメモリー・チップを開発、フラッシュメモリー市場に参入した。 このフラッシュメモリー・チップは、インフィニオンとサイファンセミコンダクターズ両社の合弁会社であるインフィニオンテクノロジーズ・フラッシュが開発した。 TSOPパッケージで提供され、主にデジタルスチルカメラやPDAなどに使われているSDカードやマルチメディアカード、コンパクトフラッシュカード、メモリースティックなどのリムーバル・ソリッド・ステート市場をターゲットにしている。ドレスデンのインフィニオン200mmDRAM工場で生産を開始している。 TwinFlash技術は、サイファンセミコンダクターズが開発した先端的な不揮発メモリー技術であるSaifun NROM技術で製品化された。NROM技術は、NOR型フラッシュとEEPROMのベースとなる技術として性能が実証されており、一個のトランジスター・セル内に2(Twin)ビットの情報量を別々の場所に1ビットずつ記憶する。 同等なプロセス構造を持つ1セル内で1ビットを記憶する浮動ゲート技術と比べると、TwinFlash技術は1セル内に2ビットを記録でき、かつマスクのレベルが低いので、ダイの寸法は40%縮小されることから製造コスト面で有利である。 同社では、2004年末までに170nm技術を用いて月当たりウエハーで1万枚を超える生産をスタートさせる計画。さらにコスト・ポジションをさらに改善し、2Gビットまでの大容量化を可能にするため、より微細な110nm技術での生産を目指して開発を進めている。 |
|
全新製品情報
|
一般電子部品:製品別リスト
|
|
電子デバイス:製品別リスト
|
電子デバイス:用途別リスト
|
|
ホームページへ戻る
|
次データへ
|